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リフォーム・小工事
和室の改造工事をしています
和室の改造工事をしています。
畳からフローリングに貼り替え、廊下からの扉も取替えます。
もともと、片引き戸といって、戸が1枚だけ動く引き戸でした。
大きな荷物を出し入れできるように、開口を大きく作り替えます。
一見すると戸が見えませんが、2枚の戸が引き分かれていて、壁の中に収納されています。
しかし、人が出入りするだけの普段の使い方では両方とも戸が動くのはかえって使いづらい為、
フランス落とし(戸を下部で固定する金物)を使って、戸の1枚を固定します。
床に穴が開いていて、セットするとこんな風になります。
扉はハンガー式と言って上にあるレールから吊り下げられています。
下には敷居が無いので、引き分けた戸と戸が出会うところがグラグラしてしまいます。
そこで、建具屋さんにお願いして印籠決くり(いんろうじゃくり)の加工をしてもらいました。
建具の大手(戸と戸があたる面)に凹凸があるのが見えますか?
これは出っ張っているので「オス」となります。
こちらは、引っ込んでいるので「メス」ですね。
このように出っ張りと引っ込みが合わさる事で戸と戸が出会った時にずれなくなるし、
建具同士の反りも防げます。
閉めるとわずかな隙間があっても光も通しません。
閉めるとこんな風になりました。
この後、建具に塗装をしたり、内装を仕上げてゆきます。
とても細かい作業ですが、するのとしないのとでは大きな違いが生まれます。
施工してくださった建具屋さんお疲れ様でした。
完成まであともう少しです。
(佐藤正志)