スタッフブログ
設計・家づくりのはなし
50年後の会話を夢見てます。
およそ50年が経った建物の建て替え工事を始めています。
私としては葛藤もあります。
もう、50年も建った(?)んだから、壊すのはしょうがないぞ、
という思いと、
思い出などを考えたり、大きなお金のことを考えると、本当にもう壊さなきゃならないのか・・・って。
現実的には、
これから心配される大きな地震対策のことや、
夏冬の暑さ寒さ対策、
環境負荷から考える省エネルギー性のことなどからすると、
建て替えをするのが賢明な判断になる場合がよくあります。
そんな思いをしながら建て替え計画をしているので・・・、だから・・・、
例えば、ここで育ったお子さんやお孫さんたちが、
50年後にそんな葛藤を起こさせないような住まいづくりを考えます。
まだまだ手を入れながら住めるじゃないか。
だって、お父さんお母さん、おじいちゃんおばあちゃんが、そう言ってたぞ。
という会話をしてもらえるような、家づくりを目指しています。
今日は、その小さな小さな要件のひとつ(かな?)、
隣接地の方へ、解体工事後の挨拶回りをしてきました。
音や埃の問題があったと思いますが、ご理解を頂きましてありがとうございます、と。
ひとつひとつの積み重ねを、怠らずにやっていきます。。
(るのみ)