スタッフブログ

設計・家づくりのはなし

年を重ねるのは家も一緒。

いきなり話に入ります!

 

油はねが予想されるところだから、
それが違和感なく馴染んでいくコトを想定した素材選び。

 

 

 

 

↑↑ある住まいの新築時のガスコンロ前(脇)の壁。

 

 

そして、その住まいが足かけ11年経った今日の様子。
↓↓

 

 

 

 

特に日頃からごしごし、シュッシュなど掃除やお手入れはしていない、との話し。
レンガって汚れが目立たなくて、味わいに感じさせてくれているのかな。

 

 

 

 

 

油汚れを、油はねとして捉える(言い換える)と、
神経質に掃除などしなくて済むのかもですね。

(写真ではよく写ってなさそうですが、油はねはありました)

 

 

「汚れ」でなく、
「使い込んでるね!」と、感じられるようなひとつの例です。

 

 

 

「いやいや、それは屁理屈だよ」って、感じる方には、
それに対応する素材をおすすめしますのでね。

 

 

 

もひとつ新築時の写真、
↓↓洗面ボール&カウンター。

 

 

 

 

 

 

↓↓同じく11年経った様子。

 

 

 

 

 

カウンター(台)は、木製です。
水はねもあるでしょうけれど、特に白いボールとの縁もカビたりしてませんね。
きっと、濡れっぱなしにならないように、日頃からサッとひと拭きをされているんだと思います。

 

 

仮に、黒くカビてしまったら、表面をペーパーヤスリなどで削りましょう。
そしたら、カビ(←これは汚れです。言い換えはできません)は、なくなります!

 

 

・・・ここのカウンター、そろそろオイルを塗ってもいいころかもですね。
少しカサカサ、お肌が乾燥ぎみかな。。
人のお肌に例えると、
“ヘパリン保湿クリーム” を塗りましょう、ってことです。

 

 

 

 

↑↑トイレも引き戸なので、使わない時は開けっぱなし。
だから、手前のエリアの明かりもとれるし、
季節によっては、風抜けもよさそうですね。

 

 

さすがに、
和便器から洋便器になった今の時代だからできる話かな。

 

 

 

10年経った杉の床。
家族で使い込んで、思い出が詰まってきてますねって、

そんな感じです。。

 

 

ここの住まいに、ひょんな相談で伺った今日、
ご主人さんと、お互いに10歳、年をとりましたねーって、よもやま話に付き合って頂きました。
ありがとうございました。

 

 

家族と一緒に年を重ねる住まいのお話しでした。

(るのみ)