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WCの手洗いのはなし
今日は、WCの手洗いの話をしようかと思います。
WCのスペースは、だいたいが畳1帖分です。
壁の長手側に入口がつくれれば、便器と対面側に比較的ゆったりした手洗いスペースを設けることができます。
では短手側から入る場合はどうしましょう。
before写真ですが、このように手洗い器つきの便器で手を洗うようになっていることが多いですね。
ただこの手洗い器、壁や床に水が跳ねるし、後ろの方なので、使いにくいし、掃除もしにくい・・
とできることなら取り入れたくない代物です。
ただ最近の手洗い器付き便器は、手洗い器が格段に使いやすくなっています。
昔のものに比べ、前側がぐっと下がっているし、水の出口も撥ねにくい構造になっているので、これまでの問題点がだいぶ改善されています。
ただ・・手洗い器付きはやっぱり掃除が面倒くさいですよね!
では、側壁面につけるでっぱりの小さな手洗い器はどうでしょう?
壁掛け型のこのタイプ、紙巻き器とほぼ同じ奥行きなので、邪魔にならなくてよいのですが、小さすぎて水が跳ねたりこぼれたりしやすいですよね。。ないよりはましって感じです。。。
そしてこのタイプは、半埋め込みのものもあり、バックガードもあるので、水撥ね問題も解決できますが、なんだかちょっと味気ない。
そこで今回は、条件的に壁の厚み分だけの省スペースで、目いっぱい使いやすく、ちょっといい感じにする方法を模索し、結果こうなりました。
ベッセル式のボウルはオーバル型で少しでも大きく。単水栓は吐水口の先に栓がついているので、開閉の時にボウルの外に水が垂れにくい。木製カウンターにはハンドソープを置く余白あり。小さな飾り棚には一輪挿しを。素敵な楕円形の鏡を探してかければ、いいコーナーになりそう。
実はいろんな部分で、かなりぎりぎりを攻めているのですが、それを感じさせないゆとりを感じませんか?(笑)
カウンター下のくぼみには、セラミックヒーターなどがおけるようにコンセントも設けました。
図面上ではこのように、ほぼ壁の厚み分のスペースで納まりました。
前回に引き続き、東林間のリノベーション工事のプチ紹介でした!
よい週末をお過ごしください!
(bun)