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寛げるところ
何不自由なく暮らしている私たちにとっては今回の大地震やそれに伴う避難所暮らし、仮設住宅での生活など、想像することもできないご苦労があると思います。
オルタスクエアさんの呼びかけで、被災地の要望を聞き、福島県の仮設住宅にテーブルとベンチを作り、届けに行ってきました。
体育館などの避難所では個人のプライバシーもなく、寛ぐことも出来なかったでしょう。
ようやく入居できた仮設住宅ですが、慣れ親しんだ住まいとは違い、不便を感じている方も多いと思います。
窮屈な家の中よりも屋外のほうが、まだ気持ちが良いと思うのですが、住宅と住宅の間の露地もひっそりとして屋外に出てこられる人もまばらでした。
聞くと、皆さん家の中で過ごしているとのことでした。
ばらばらになってしまった仮設住宅では、もともとあった地域のコミュニーティーも崩れてしまい、コミュニケーションが取りづらくなっているようでした。
届けたベンチやテーブルで人が集まり、寛げるところになれば良いと思います。
ゆっくり腰を落ち着かせる場所が出来、人が集まってきました。
少しのお手伝いでしたが、心が休まる場所をつくることがあらためて、大切なことと感じました。
今後も住まいづくりに役立てたいと思います。
(佐藤 正志)