建物レポート
イベント報告 | 中山の家 Ⅱ・建物完成見学会
【中山の家 Ⅱ】の建物完成見学会
~しなやかな二世帯の住まい~ は、3月4日と5日でした。
私たちは、住いと一緒に、暮らしもつくっていきたいと思っています。
うちの設計士は、そこに住む家族のことを思いっきり考えていきます。
平面図では見えない段差にも気を付けます。
バリアフリーっていうと、床の段差がクローズアップされますが、家の中の気温差を少なくする事も大事。そして、二世帯の住まいだからこそ、世代間のバリアをせばめた暮らしも考えます。
今は広いほうの部屋で家族みんなで一緒に寝るけれど、そのうち寝るところが分かれることだって、ありますね。
そんな時は、寝る部屋を変える、もしくは、間仕切りの家具収納をずらすってことだってできます。ずらしやすいように仕上げてありますのでね・・・。
そして更に、お嬢さまどうしであっても、将来的に「別の部屋が必要」という事になったら、今のおじいちゃんスペースを侵食するのかもしれません・・・。そんな時の為に、おじいちゃん孝行たくさんしなくちゃですね。
初めから「有る」のではなく、少しの不便を感じながら、家族で考えていくのもいいことと思いませんか。
この住まいが、暮らしの中で相手を思いやる気持ちの芽生えや、それを成長させることの一躍が担えればうれしいです。
見学会の後は、建て主様にも来ていただきました。
お孫さんたちとこれから一緒に住む事になると、落ち着かないときも増えると思います。
祖父母世代としては、少し若いエネルギーをもらっちゃいたいところです。
お孫さんたちが、おじいちゃん・あばあちゃんの暮らしを、常に近くで見ているこの良さは、お嬢さまたちが大きくなられてから、きっときっと表れると思いますよ。
学校で学べないことだって、住まいにたくさん織り込んでいますっ。。
末永く元気に住んでもらいたいと思います。
見学会のご協力、有難うございました。
(安間稔)