建物レポート

イベント報告 |パッシブデザイン~OB宅の見学ツアー

見学会ツアーの日は、大寒を1週間前に控えた1月14日。
この時期らしく日中でも気温は一桁台でした。

 

「積極的に住まいの周りにある環境を取り入れた、日本の気候風土に合った住まい方」
そんなコトを考えてつくる家を、パッシブデザインを取り入れた住まいと言います。

 

 

この住まい手さんとのお付き合いは、土地を探している時から始まりました。
購入された土地は、道路から一段下がっていたり、狭小不整形地であったり、パッと見は敬遠されがちな土地でした。

 

 

でもその住まいは、
玄関と階段の踊り場を兼ねていたり、
階段もイス代わりになれていたり、
居間・食堂から続く大きなバルコニーの効用があったり、
ムクの杉の床材はあたたかであったり、
季節を感じる借景があったり・・・、になっています。

 

 

(2枚の写真は完成時です)

 

きもちいい住まいになるよう、いろいろな設計の工夫がなされています。

 

 

見学会当日は、晴れてはいても、とても寒い日です。
でも、居間の高い所に付けた窓からは、高度の低い冬の陽射しをたくさん取り込んでいました。

 


太陽のチカラってすごい。エアコンの暖房では得られないパワーと、あたたかさがあります。

 

だって、居間・食堂と階段を間仕切るドアがないのに、居間は寒くない。
いらした方はそんな体感を得られていましたね。

 

いやいやそれに、間仕切りのドアがないからこそ、
家の中の温度差が少なくなっているんですね!!

 

 

だから、階段だって居間続きの“有効な居場所”になっているんです。。

 

 

見学会にご参加いただいた方は、
マンションから木の家へ、住み替えようか迷われている方。
土地を購入して、家づくりの依頼先を検討されている方。
およそ図面ができて、見積もりを待って頂いている方。

 

それと、
新築工事の
基礎工事が始まった方。
棟上げ工事、直後の方。

 

そして、
午前中に新築工事のラフ案を提出させて頂き、その図面を片手に見学される方。

などなど、様々な段階の方に見学いただきました。
会話・交流もとられているようでしたが、これも“分け隔てなくウチらしくいいことのひとつ”でした。

 


築2年目と5年目の住まいの見学ツアーでしたが、5年目に絞った報告文でした。
お陰様でご参加頂いた方がたくさんで・・・、エリア担当制(?)の為、写真はひとつのアングルからでした!!

 

ご協力頂きました住まい手さんには、感謝です。
今回も有難うございました。

(安間稔)