建物レポート

イベント報告 | いずみ野の家・建物完成見学会

【いずみ野の家】建物完成見学会。
今回の見学会は、関東地方の観測史上最速の梅雨明けから1週間後、暑い夏が始まった時でした。

 
見学会の案内状の冒頭のことばで、「大きく張り出した下屋が・・・」とありました。

 

 

後日に撮った写真ですが、軒も大きく、大きな下屋が見えます。
1階が大きくて2階が小さいと、1階だけの為の屋根が必要です。これが「下屋」です。
外観上は、落ち着きのある雰囲気を出しやすいです。そして、窓のすぐ上に軒ができるので、軒の出の効果がより大きくなります。

 
その効果としては、雨除け、陽射し除けなどですね。

 

また、
上記以外の窓においては庇が考えられますが、今回は大きく庇をつなげてあります。

 

 

これからは、不意の雨や、強い陽射しが気になる季節です。

 
例えて言うならば、
大雨の時は、小さな傘より大きな傘、
麦わら帽子でいう所の、“つば”が大きいほうが効果は大きいってコトですね。

 

 

日本の気候に合う家の基本形は、「日本のカタチ」というものがあります。

 

 

では、家の中も覗いてみましょう。

今回のキッチンは、アイランドキッチン。キッチンセット自身が「島状」になり、ぐるっと回れます。

 

 

動線のことを考えたり、キッチンに立つ人が多い(多くなりそうな)場合など、通路になる部分として相応なスペースを必要とされますが、“家族の動き”のことを考えると、確かに便利です。

 

 

ぐるぐるっと動線が確保されるていることが、見てとれます。
建て主さんのお子さんだからこそなのですが、裸足で追っかけっこが始まりました。
マンションなどで話題になる、音や振動の心配はなく、伸び伸びと育ってくれることを願えますね。。

 

 

木匠工務店がつくる家って、ごくごく普通の住まいと思っています。

 
不必要な廊下はなくし、内部のドアは引き戸にすることにより、不用意に仕切ることない日本の住まい。
風通しもよく家の中での温度差の少ない住まいが、またひとつ町の中に仲間入りができました。

 

 

今回も皆さまのご協力のもと、見学会ができました。有難うございました。

 

 
「海と夏の空」っていうのも絵になりますが、
「家と夏の空」。というのもいいですね。

 

 

最初の写真は、プロのカメラマンにお願いできたんですけど・・・、
きっと素敵な家だからこそですよ!!

(安間稔)