建物レポート
イベント報告 | 荏田南の家・建物完成見学会
建物完成見学会は、4月23日と24日。
春のお天気は変わりやすいですね、この二日間、晴れと曇と雨でした。
建て主さんは、新規に分譲された10数区画の中の一区画を購入されました。
その敷地は、2面が道路に接しています。
「道路に接している部分は、見通しが効くから開放感が期待できる」と考えますが、
この家のつくり・・・、どうやら少し違っています。
一般的に、個室など部屋は、見通しの効く道路側に配置したくなります。
今回はその道路側に個室ではなく、水回りが並びました。
それは、この道路が西側だから、でもあります。
例えば夏、
直接強い西日のあたる面はかなりの熱を受けることになります。
だから、水回りにその西日除けの役目を任せました。
窓も小さくできるし、水回りなら暑くても対処しやすそうですね。
もし寝室だったら、
強い西日で暖められた部屋、まして熱帯夜だったら睡眠も浅くなってしまう。。
そんなことも考えながら家をつくります。
えっ、逆に冬は寒いじゃないか・・・って、そこも大丈夫。
いろいろな条件を揃えられたから、こんな案ができました。
ちなみに、
浴槽のフチにカメラを置いて撮ってみました。
引き戸を開けっぱなしにすると、バルコニーまで見通しが効いてます。
見通しが効くってことは、湿気もスーッと流れていきそうですね。。
バルコニーから浴槽の後ろにある窓へと春の風、スーッと流れていきました。
「春・夏・秋・冬を通しての暮らし」、
もちろん空調機器に頼りもするけれど、少しの知恵も使っていきたいと思っています。
暮らしというのは、季節の変化だけでなく、日々の天気の変化もあります。
玄関アプローチや窓の上のきり除け(庇)が、初日の晴れた日と2日目は曇りと雨降りの日、それぞれ活躍していました。
日差しを遮っている様子、雨粒を防いでいる様子を撮ってみましたが、良く見えませんね。ごめんなさい、写真から想像してみてください。
私たち、こんなこと考えながら、木の家での暮らしを考えてます。
そんな木の家のお話をした見学会でした。
下記は、少しおまけ的な写真です、
どうぞ力を抜いてご覧ください。
追伸
ご家族の体力づくりの懸垂バーの金具、ゆらゆらハンモックの金具の取り付け、それと手直し工事など残っている作業もありますが、建て主さまにおかれましては少しお待ちいただくことになりました。
これからのお付き合いもよろしくお願いします。
お引っ越しの前の見学会にご協力を頂きまして感謝致します。
ありがとうございました。
(安間 稔)