さしがねの知恵
さしがねは、大工さんの三種の神器ともいえる道具のひとつで、聖徳太子の時代から存在したとも言われるいわゆる定規のことです。
L字型のシンプルなこの定規が、実は知恵の塊なのです。
難しい計算式でしか出せない斜めに取り付く柱と梁の接続部分の掘り込み加工なども、この定規1本で、大工さんは計算せずに墨を出すことが出来ます。
L字型のシンプルなこの定規が、実は知恵の塊なのです。
難しい計算式でしか出せない斜めに取り付く柱と梁の接続部分の掘り込み加工なども、この定規1本で、大工さんは計算せずに墨を出すことが出来ます。
このコラム集は、そんな大工さんのさしがねにちなんで、先人の知恵を見直し、今の暮らしに生かそうというコーナーです。