第4話 ~ 涼しい布今昔
世の中省エネの意識が高まり、エアコンをかけなくても涼しく過ごすアイディアのひとつとして、最近、着るものや寝具に涼しく感じる布というのが普及してきました。
昔の生活を見直すというのではなく、新しい技術を取り入れた省エネ対策です。
私も夏になると接触冷感の掛布団を使っていますが、ひんやりして肌触りがとても気持ちいのです。
これは、熱伝導のいい化学繊維を使っているため、体温が掛布団に奪われ、涼しくなるというメカニズムのようです。
木材と金属の表面温度は同じなのに、金属が冷たく感じることと同じですね!
もうひとつの快適繊維は、汗の吸水性がよく放出性もよい下着や布団。
そんな性能を高めた化学繊維もあるようですね。
汗がすばやく引いて、さらっとすることが快適さにつながります。
昔からある天然素材でも、その両方を兼ね備えるすばらしい布があります。
熱伝導率がとても高く、吸水性、放出性ともにすぐれる繊維、それは、麻です。
私も麻と綿の混紡のパンツが夏はかかせません。
足に張り付かず、とても快適です。
涼しい布今昔のお話でした。
暑い夏を少しでも快適に過ごしたいものですね!
(関 文子
)