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座卓の修理 その2
先日の関くんの座卓修理の話の続きです。
今日は大工さんとは違う目線で書いてみたいと思います。
実はこの座卓、私の私物でした!
7~8年前に、横田基地の近くの時代家具やさんに偶然入ったときに見つけて、気に入って購入しました。
軽くて、なおかつしっかりしている、少し大きめの座卓はないかな?と探していたところでした。
天板の真ん中で板が接いであって、板が木縮みしたらしく最初から5ミリぐらい空いていましたが、
まあそれもご愛嬌と思って、気にしないで買いました。
毎食後に、布巾の端っこを溝に突っ込んでゴミを取るのが日課になっていました 笑
先日、大工さんが少し時間があるというので、修理を依頼することにしました。
私は、ゴミが落ちないように隙間に埋め木をしてもらおうと考えていました。
↑写真は、接ぎ合わせの部分を完全に外した状態です。凹と凸に本実加工してありました。
関くんが最初に、全体がどうやって組まれているかを丁寧に調べてくれました。
すると、なんとこの座卓には釘やビスが1本も使われていないことがわかりました。
買ってから今までの間、天板が空いていること以外は、少しもぐらぐらすることもなくがっちりしていたのでびっくりです!
修理の方法は関くんの記事の通りですが、埋め木をせずに、天板の縮んだ分だけ桟木を短くして、サネの部分を寄せることができました!
今回のこの関くんの修理方法からすると、木縮みした時は調整できるような構造に元々なっていたと想像できます。
横で見ていた木津親方も「この大工さんいい仕事しているねー。」と言ってくれたことに、知らないで買ったくせに、超嬉しくなりました!
裏には、昭和22年 成婚記念 晴雄家 と書いてあります。
晴雄さん家から、75年を経て、縁あってうちに来て、構造を理解できる大工さんに調整してもらって復活しているこの座卓!
本当に幸せだと思います。関くんに感謝です!
・・・ケチって下手に自力で穴埋めしたりしなくて本当によかった・・・。
(bun)