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現場から

土台敷きをしました

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週末の建て方に備え、土台を敷きました。
基礎コンクリートと一体となり、柱や梁などの構造材の荷重を一手に引き受けます。
今回も、紀州和歌山産の50年以上の桧材を使用しています。
無垢材は集成材などと比べ、強度がまちまちで弱いのでは、という方もいますが、山長商店さんでは、1本ずつ、目視と検査機械を用いて、強度測定をし、合格した材しか流通させていません。

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土台にひらがなと数字で文字が書かれていますが、これは、番付けといって、材料に記された記号です。
「いろはにほへと...」と「一、二、三、、、」の組み合わせで、どの場所に、柱や梁を掛ければ良いかが分かるようになっています。
建て方はたくさんの人で、一気に組み上げるものですが、その現場に、はじめてきた人でも難しい説明や図面を見なくても参加できるようになっています。
とても合理的な仕組みです。

 

 

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土台はアンカーボルトで緊結したあと、水平を測ります。
建物全体で、プラスマイナス1㎜以内の誤差で取付けます。
ここをおろそかにすると、床貼りや、窓サッシ、建具枠の取付が面倒になります。
全ての元になるところですので、確実にすすめていきます。

 

 

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また、計算に基づき、柱に大きな引き抜きの力が掛かるところは、ホールダウン金物を用いて、引き抜きが起きない様に補強しています。
柱が建ったあと、専用の金具を使い、土台と柱が緊結するようにします。
明日は、外部に先行足場を掛けます。
土曜日に建て方を予定していますが、雨予報の為、月曜日に延期します。
せっかく、乾燥させた材料を濡らしたくない為、仕方ありません。
来週の前半は晴れ予報ですので、安心して進められそうです。(佐藤正志)