スタッフブログ
住まいのメンテナンス
外装メンテナンス工事の現地調査をしてきました
築48年経っているお住まいからメンテナンスの相談を頂きました。
外壁の塗装は20年以上も前におこなったきり記憶がないという事でした。
その割には綺麗で、ひどい劣化は見られません。
敷地にゆとりがあり、隣との家の間隔も広めです。
建物の周りに日陰が少なく、基礎周りもとても乾燥しています。
また、和風の作りで軒が大きく出ていて、外壁を覆っています。
少しの雨で外壁は濡れそうにありません。
湿潤な日本の気候にはとてもあっています。
少しわかりずらいですが、庇の白い軒天井は、
合板で出来ていて表面がうねっています。
ベニヤ板は複数の薄い板同士をノリで接着しています。
そのうちのいちばん表面の一層が劣化して浮いてしまっています。
かたや、母屋の軒天井は無垢板が貼られており、なんともありません。
合板で出来た材は結局接着剤頼みですから、遅かれ早かれ剥がれてしまいます。
こちらは、基礎と外壁の取り合い部分ですが、水切りといって、
金属の板が間に差し込まれています。
こうやって素材同士が切り替わるところに、板金を差し込むことで、
両方の材を傷めることを防げます。
何でも無いようなことですが、住まいを長持ちさせる為にはとても重要な部分なのです。
(佐藤正志)