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さしがねの知恵
今日は、なぜか少し暖かく、明日まではこの暖かさが続くみたいですね。
暦の上では、ちょうど一週間後が大寒。
そのあとは、少しずつ春が近づいてくるでしょうか。
さてこのブログを読んでいただいている方は、お気づきかもしれませんが、ブログのすぐ下の欄に「さしがねの知恵」というコンテンツがあります。
ひと月に1度更新を目標にしていますが、今日はこのコンテンツのご紹介をしようかと思います。
さしがねというのは、大工さんが使っている定規のことです。
漢字では、「指矩」と書きます。
私も1本持っていますが、(大工さんのとは違います)まっすぐ線を引いたり、せいぜい直角を測ることぐらいにしか使っていません。。。
実はこのシンプルな定規は、古代から伝承され、江戸時代に確立した規矩術(きくじゅつ)という大工さんの伝統技法に用いられます。
先日、関くんのブログに今年は規矩術をマスターしたいと書いてありましたが、
現代では、この規矩術を使える大工さんはほとんどいないと思います。
この定規一本で、三角形の角度を出し、それを組み合わせて、立体的に移し取り、
屋根の勾配に合わせた複雑な継手仕口の断面形状を導き出すことができるのです。
いわば三次元定規といったところでしょうか!
(私は大工ではないので、ざっくりとした解説ですが。。)
前置きが長くなりましたが、このさしがねのように、昔の人はすごいね!そんなことを誰が考えたのだろう・・・というようなことは、今の世の中にもたくさん残っています。
また昔ながらの方法で、脈々と受け継がれていることもあります。
温故知新という言葉がありますが、昔のことを知って、新しいことに生かす。昔ながらのよいものを見直して大切にしたい。ということに着眼したのがこのコーナーです。
少しハードルが上がってしまいましたが(笑)、スタートラインはそんなところからはじまっています。
書く人には、もう少し気軽に書いてもらいたいので、あわせて「ちょっとした暮らしの知恵」などもご紹介しています。
ぜひお時間のあるときに、一読してみてください。
今月は、「薪ストーブとペレットストーブのはなし」です。
よい週末をお過ごしください!
(bun)