スタッフブログ
住まいのメンテナンス
2年目の点検
和室を板の間に、居間とひと続きにする工事を行ったお客様の点検に行って参りました。
2年という歳月が経って、その時に貼った桧の床板がようやく他の木部となじんできました。
点検といっても、暮らし心地を伺ったり、気になる箇所が無いかを聞いたりするような世間話しに
いつもなってしまいます。
暗かった玄関からの廊下も間仕切りにガラスを入れることで、
昼間ならば照明が要らなくなりました。
どうしても外せなかった筋違いは存在が気にならないステンレスロッドに変わりました。
天井に張った杉板も赤身と白太の境がだんだん分からなくなっていきます。
こちらのお客様は趣味で椅子を作られております。
簡単に書きましたが、木工のプロである大工でも、
おいそれと挑戦できるものではありません。
この椅子もデザインからご自分で考えられて、
細部まで良く出来ており、とても趣味の域ではありません。
訪ねるたびに新作が増えています。また、来年の点検が楽しみです。
(佐藤正志)