施工事例

新百合ヶ丘の家

DATA

リノベーション・大規模リフォーム

竣工:2017年2月

場所:川崎市麻生区

既存の雰囲気を残しながら、暖かく生活動線のよい空間にリノベーション

築44年の住まいを耐震改修+リノベーションしました。
子供たちが巣立った後も、大切に守ってきた住まいでしたが、
歳を重ねてくると、水回りなどの使い勝手にも問題が出てきました。
何度もお話し合いを重ね、この住まいを手放して、マンションに住むことも含め、一緒に検討しましたが、
最終的には、住み慣れたこの住まいに住み続けることを決断されました。

BEFORE

水回りは北側に集中していて、寒くて暗い。。。台所もつくりつけの収納がたくさんありますが、吊戸棚は 高い位置にあり機能していません。かつてご両親が使っていた東南の角にある日当たりのよい和室も雨戸を 閉めたまま、ほとんど使われていません。

リフォームのポイント

■茶の間、台所、東南和室、西南和室、洗面所とそれぞれ分かれていた空間を使いやすくひと続きにして、動線を整理しました。 ■入口はすべて引戸なので、開け放しておけば、広々とひと続きになります。 ■東南和室は、ダイニングキッチンとひと続きにして、東南の明るい部屋を取り込めるようにしました。 ■これまでも寝室であった西南和室からWCへ、主な居場所になる食卓から、キッチン、洗面所、浴室へもアクセスしやすいように考慮しています。 ■今までの住まいの雰囲気を壊すことなく継承しました。造作家具の一部を吊戸棚に改造したり、造作に使われていたガラスを明かり取りに使ったり、ご家族で長年暮らした住まいの思い出を残す住まいづくりとなりました。 ■出し入れのしやすい引出し収納や、大きな引違い戸を設けたパントリー収納で入っているものが一目瞭然で見渡せる収納にしました。