社長ブログ

No.15「足るを知る」

あらためてこの震災で被災された方へお見舞いを申し上げると共に、一日も早く、平穏な日々がおとずれることを祈っております。

 

 

人が一生をかけて築いたものが、一瞬のうちになくなってしまう。映画の中でおこったようなことが、現実になってしまいました。自然の驚異の中で、人間がいかに脆いものかを痛感せずにはいられません。あまりに大きい惨事に、罪もない幼子までも飲みこんだ津波は酷すぎるとしかいいようがありません。

 

 

しかし、おろおろと下を向いてしまってはいられません。今回の大惨事は、これから生活をしてゆく上で、いろいろな問題を投げかけたのではないでしょうか。

 

 

発電所も被災を受けて電力不足におちいり、各家庭や会社や店舗などで節電を呼びかけ、たくさんの方の協力で大きな混乱もなく、計画的に停電がなされています。震災前が100%だとすると、今のところ75%くらいしか供給できていないそうです。それでも直接被災された方を思えば、停電の不便など小さいことと、日本中のみんなが自発的に節電に協力しています。それまでの暮らしを振り返って見ると、無秩序に資源を使い放題にしていたように思います。地球上にある資源は無限ではなく、必ずなくなるときがくる限られた資源なのです。この震災を機に、今までの生活を見直す良い機会になったのではないでしょうか。

 

 

「足るを知る」という言葉があります。自分の事だけを考えずに、相手を思いやり、ほどほどしておこうという考え方です。身勝手な考え方を改め、共に生きていこうという考え方です。人はどんなに文明が発展しようとも、自然とかかわりを持たずには生きて行けません。自然と共に生きてゆかなければならないのです。住まいのあり方も、自然と共生しながら、積極的に自然を取り込み、共に生かし生かされ暮らしてゆくことと思います。

colum15

ささやかではありますが、できることをひとつずつ行い、前のみを見つめ、困難に打ち勝ち、復興することを祈っています。

 

 

(佐藤 正志)